
今回は、どの住宅にも必ず設けられているトイレについて、不具合が発生して「そろそろ交換が必要なのかな?」と考えた時、そのトイレのリフォームをどこに相談すれば良いのかについて解説したいと思います。
この記事を読んでいただいている方の中には、「うちのトイレはそろそろ寿命かな…?」「新築から長く使っていてそろそろ交換したいけれど、どこに頼めば良いのか分からない…」と言った悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
住宅にはさまざまな設備が取り付けられているのですが、どのような設備にも耐用年数と呼ばれる寿命が存在していて、使用していくうちに徐々に劣化が進行し、修理や交換などのリフォームが必要になります。さまざまある設備の中でも、突然故障されると困ってしまうのがトイレなのですが、中には「トイレは交換などしなくても一生持つのではないか?」と、リフォームの必要性を感じていない人もいるようです。
しかし、トイレもその他の設備と同じく、経年劣化による不具合や故障が発生するため、いずれ交換しなくてはならないと考えておいた方が良いです。突然トイレが故障すると、不便な生活を強いられてしまうため、寿命を迎えて壊れてしまう前に交換できるような準備をしておくのが大切です。ただ、トイレのリフォームについては、交換時期の目安や費用、どのような業者に依頼すれば良いのかなど、さまざまな不安が先立ってしまいます。可能な限り安く交換をしたいと考えると思いますが、費用をケチった結果、手抜き工事をされてしまう…などといった事態は防がなければいけません。
そこでこの記事では、トイレの交換について、頭に入れておきたい交換時期や大まかな費用、リフォーム工事を依頼する業者を選ぶためのポンイントなどについて解説します。
そもそもトイレの交換は必要か?交換時期の目安や費用について
それではまず、トイレのリフォームについて、「交換が必要になる事態が本当にあるのか?」「交換を検討すべき時期の目安はどれぐらいなのか?」について解説していきます。また、実際に、専門業者に依頼してトイレの交換リフォームを実施する際の費用相場も大まかにご紹介します。
トイレの交換時期の目安について
冒頭でご紹介した通り、トイレもその他の設備と同じく、使用による劣化があるため、いずれ必ず交換しなくてはならない時が来ると考えておいた方が良いです。トイレのリフォームと聞くと、トイレそのものは使えるけど、便器の形状や内装のリフォームを目的に実行されていると考える人もいます。しかし、清潔感やデザイン性の美しさを目的にトイレリフォームを行う以外にも、単にトイレそのものが故障して、交換を余儀なくされるというパターンもあるのです。
一般的に、住宅に設置されているトイレについては、その寿命が10年から15年程度と言われています。設備の寿命を迎えると、頻繁に不具合が生じてしまう、故障して正常な動作ができなくなるといった問題が生じるため、交換などのリフォームが必要になるのです。ただ、トイレの寿命については、部品や部位によって微妙に異なるので、その点は注意しましょう。例えば、トイレ機器のトップメーカーであるTOTOが公表している情報によると、各部位の交換などのメンテナンスについては、以下のような年数が目安とされています。
- 温水洗浄便座本体(機能部)の交換:7~15年
- 内部部品の修理や交換:10~15年
- 器具一式(便器+温水洗浄便座本体)の交換:13~20年
陶器製の便器については、本体そのものが「割れる」と言った事態にならない限り、そのまま使い続けられるとされています。しかし、タンク部分は約10年、パッキンや配管に関しては20年程度が寿命の目安とされていて、不具合が頻発するなどの事態が発生した時には、交換が求められます。なお、日本のトイレは温水洗浄便座が主流となっているのですが、この部分については、電気製品として見た方が良いです。洗濯機や冷蔵庫など、その他の家電製品と同様な感じで経年劣化していくため、10年前後での交換が必要になると考えておいた方が良いでしょう。
ちなみに、トイレの交換を思い立つ理由については、使用した年数ではなく、何らかの不具合が生じた時という方が多いです。例えば、以下のような問題が生じた際には、トイレの交換を検討すべきサインと捉えましょう。
- 温水洗浄便座の故障:ノズルが出ない、温水が出なくなる、本体にエラーを伝えるランプが点滅している
- 便器・タンクの不具合:陶器そのものが割れている、水が流れない、止まらないなど
- 配管・パッキンの不具合:接合部からの水漏れ、床との隙間から水が滲み出ている
- 水漏れやつまり:症状が繰り返す場合、修理より交換がおすすめです。(特に10年以上使用したトイレ)
- 部品の廃盤:修理部品が廃盤になっていたら本体ごと交換せざるを得ないです(製造終了から10年経過)
上記のような症状が出た場合、交換を検討すべきサインと言えます。この他、10年以上使用し続けたトイレであれば、最新のものに交換することで、電気代や水道代が節約できる可能性があります。費用対効果を考え、交換したほうがお得に感じるなら、不具合の状況を鑑みながら交換を進めると良いです。
トイレ交換の費用目安
それでは、トイレのリフォームにかかる費用についても、ある程度の相場をご紹介していきます。トイレリフォームの費用相場については、工事の内容や作業を依頼する業者によって変わります。
ここでは、トイレ本体の交換を実施する場合の費用相場と、内装まで含めてリフォームする際の費用相場を大まかにご紹介します。
トイレ本体(便器のみ)を交換する場合
トイレリフォームの中で、最もシンプルなのが、古くなった便器を新しいものに交換するという工事です。ただ、便器の交換についても、新たに設置する便器のグレードによって費用感が変わります。便器のグレードごとの交換費用相場は、以下のような感じになります。
- スタンダードモデル:10万円〜15万円
基本的な温水洗浄便座が付いたタイプとなります。機能がシンプルな分、便器本体の価格が安くなります。 - ミドルグレードモデル:15万円〜25万円
スタンダードモデルに、脱臭や節水機能が搭載されたモデルです。来客者が多いお宅などは、うれしい便利機能が多いです。 - ハイグレードモデル:20万円〜30万円
タンクレストイレなど、最新の機能性トイレとなります。さまざまな便利機能に加え、自動洗浄機能や高いデザイン性、清掃がしやすくなるなどの特徴があります。
便器のみの交換の場合、上記のように、最も安価な製品で10万円程度、高機能なハイグレードタイプを選択する場合は20万円以上が相場となります。作業内容としては、既存の便器を撤去し、そこに新しい便器を設置して配管や電気配線を繋ぐという工事になります。作業内容もシンプルなので、半日から1日で工事が完了し、当日中にはトイレが使えるようになります。
トイレの空間全体をリフォームする場合
便器の交換だけでなく、壁紙の張り替えや床材の交換、手洗い場の新設もしくは交換など、トイレの空間全体をリフォームする場合もあります。トイレそのものを新築状態のように綺麗にすることができるので、便器の交換に合わせて内装工事も希望する方は多いです。特に、高齢者が同居するお宅の場合、バリアフリー化を希望する方が多いです。
トイレ全体のリフォームを実施する場合の費用相場については、「どこまで実施するのか?」によって費用が変わります。一般的には、30~100万円程度が相場とされているのですが、内装工事部分の費用を細かに分けると以下のような感じになります。
- 壁紙張り替え:4万円〜7万円(広さや壁紙の種類によって変わります)
- 床材張り替え:3万円〜5万円(床材の種類によって変わります)
- 手洗いカウンター交換:5万円〜15万円
- 手洗いカウンター新設:10万円〜20万円
- 照明、換気設備の交換:3万円〜10万円
- バリアフリー化(手すり設置、段差解消など):5万円〜15万円
トイレの全面リフォームについては、どのような工事まで実施するのかによって、費用や工事にかかる期間が大きく変わります。例えば、内装全面を新しくしたうえ、バリアフリー工事や手洗い場を新設するまでの工事になると、トイレリフォームに100万円近いコストがかかるケースもあるのです。
どこまでの工事が必要なのかは、家族構成や家事負担の軽減なども考慮しながら決めると良いでしょう。例えば、床材として防汚・抗菌機能付きの材料を選択すれば、リフォーム費用は高くなるものの、リフォーム後の普段の掃除が格段に楽になります。壁材も、消臭や防汚機能が付いた製品を選ぶと、いつも清潔なトイレ空間を実現できるので、来客者が多いお宅にとっては非常にありがたいはずです。
なお、バリアフリー化工事については、介護保険住宅改修費(最大18万円)や、バリアフリーリフォーム減税、国や自治体の補助金が活用できる可能性があるので、トイレリフォームの費用負担を軽減することも可能です。
トイレリフォームを依頼できる主な業者とそれぞれの特徴
ここまでの解説で、マイホームに設置されているトイレは、いずれ交換などのリフォームが必要になるということが分かっていただけたと思います。
それでは、実際にトイレリフォームの実施を検討した時、どのような業者に相談すれば良いのでしょうか?トイレのリフォームは、10~20年に1回程度の頻度で行うもののため、ほとんどの方が「初めてトイレリフォームをする」という状況です。そのため、「どこに依頼すれば安心なのか?」「安く工事ができるのか?」で迷ってしまう人が多いのです。
そこでここでは、トイレリフォームを依頼できる主な業者の種類とそれぞれの特徴について解説します。
①地元の工務店
一つ目の選択肢は、地元の工務店です。どのエリアに住んでいても、地域に根ざして営業している地域密着の工務店があり、このタイプの業者に相談すれば、自社施工によって低価格で安定したリフォーム工事を実施してもらえる可能性が高いです。地域密着型の工務店は、アフターサービスも手厚い会社が多く、工事後も安心できるでしょう。
地域密着型の工務店は、新築住宅の建築からその後のトータルリフォームまでを自社施工で対応している企業が多いです。そのため、柔軟な対応を受けることができ、また迅速なアフターフォローも期待できるのです。さらに、大手企業に依頼する時と比較すると、中間マージンが発生しない可能性が高く、リフォームにかかる費用が比較的安くおさまるという点も大きなメリットです。
地元の工務店との関係性が作れれば、トイレのリフォームだけでなく、将来的なさまざまなリフォーム計画の相談ができるようになるため、困った時の相談窓口として利用することができるでしょう。拠点が自宅の近くにあるため、何かあればすぐに駆け付けてもらうことができますし、顔が見える関係で作業を依頼する際の安心感があることも大きな特徴となります。
デメリットとしては、大手ほどの規模がないため、倒産リスクがどうしても高くなる、ショールームなどを設けていない会社が多いため、事前に使い勝手などを確認することが難しくなるといった点があげられます。
家そのものを地元の工務店に建ててもらったという方であれば、問答無用でその工務店さんに相談するのが最も安心です。
地域密着で長く営業されている工務店の場合、地域住民に信頼されているあかしでもあるため、デメリットになるポイントはそうそうありません。特に、自社施工の工務店は、中間マージンがない分、大手ハウスメーカーなどに依頼する時と比較すると、リフォームにかかる費用が20%〜30%近く安く抑えられる可能性があるため、グレードの高い内容を予算内で実施できる可能性も高くなります。さらに、地域の補助金情報などにも明るいため、お得に工事を実施する方法を提案してもらえる可能性もあるでしょう。
②リフォーム専門業者
「自宅リフォームを検討した!」という時には、工事の種類に合わせたリフォーム専門業者に相談することをイメージする方が多いと思います。塗装工事なら「外壁塗装会社」、屋根工事なら「屋根リフォームの専門業者」と言った感じに、リフォームに特化した業者に相談することを真っ先に思い浮かべる方が多いのです。トイレのリフォームに関しても、内装関連のリフォーム専門業者に相談すれば、作業を依頼することができます。
リフォーム専門業者のメリットは、豊富な施工実績を持っている可能性があるため、リフォームに対するノウハウを豊富に持っている点です。また、多くのメーカーと取り引きしている会社が多いため、商品の選択肢が多い、ショールームなどが充実しているため、事前に使い勝手などを確認できる点が大きな特徴となります。自分たちの希望に合ったリフォーム工事の内容を提案してもらえるという点に関して言えば、選択肢が多く、ノウハウのあるリフォーム専門業者が一歩前に出ていると言えるかもしれません。
しかし、多くのリフォーム専門業者は、自社施工で対処するのではなく、営業に特化して工事は地元の下請け業者に任せるという仕組みになっているケースが多いです。工事の質そのものはそこまで不安視する必要はないものの、地域の工務店に依頼する場合と比較すると「間に1社噛ませる」という形になるため、どうしても中間マージンがのってしまうのです。その結果、地元の工務店に依頼する場合と比較すると、同じ工事を行う時の費用が2~3割程度高くなる可能性があるので注意しましょう。
予算に余裕がある方で、さまざまな選択肢の中からデザインや便器の種類を選びたいという方にはおすすめできる選択肢となります。なお、リフォーム専門業者の最大の注意点は、自社の利益しか考えていない、悪質な業者も少なくないという点です。リフォーム会社の中には、トイレのリフォームを相談したのに、その他の部分のリフォームを強引にすすめてくる…など、対応に困るような業者もあるので注意しましょう。
③ホームセンターや家電量販店のリフォーム部門
昨今では、ホームセンターや家電量販店がトイレリフォームなどの住宅リフォームを受け付けるようになっています。大手企業であり、店頭に工事と商品がセット価格で表示されているので、不当な高額請求を工事後にされて困るといったリフォーム詐欺の被害に遭う可能性がほぼないという点が安心です。また、普段利用している店舗であれば、ポイント制度などがあるため、工事後にポイントを使って買い物ができる可能性が出てくるという点が、他の業者にはないメリットだと思います。
注意点としては、店頭に並べられている商品以外は実物を確認することができない、内装工事などもまとめて依頼したいと思った時には、リフォームのプロが対応してくれるわけではないので、的確な提案を受けることが難しい点です。工事の依頼は、店頭で行うことになるのですが、対応してくれる担当者は、店舗スタッフとなります。そして、多くの店舗スタッフは、商品に関する知識はあるものの、工事に関する知識を保有していない場合が多いため、「便器の取り付け」以外の提案を受けることが難しくなるのです。
また、施工そのものに関しては、地域の協力業者を使ってさせるため、業者の当たり外れがあり、質の悪い業者を手配されると、工事の質も悪くなります。リフォーム費用については、店頭価格が表示されているので分かりやすいです。しかし、現地調査などをしっかりと行わずに工事を依頼する形になることがあり、実際の工事の段階になって追加費用が発生することも少なくないと言われているので注意しましょう。
④水道工事業者
トイレやキッチンなど、水回りのトラブルに対応してくれる水道工事業者もトイレのリフォームを実施してくれます。なお、水道工事業者は、配管工事を専門とする業者であるため、便器の交換までは可能であるものの、内装工事やバリアフリー工事までは対応できないケースがあるのでその点に注意しましょう。
トイレの詰りなどの不具合が生じた時には、「ひとまず水道工事業者に相談する」という方が多いと思います。水道工事業者は、基本的には緊急対応を得意としており、便器の交換などのリフォームまでを得意としている業者は少ないのです。そのため、取り扱っている便器の種類が少ない、工事にかかる費用が比較的高額になるが地という点がデメリットです。
工事後、トイレの詰まり、水漏れなどがあった時、そのトラブル対応をお願いすることを考えると、非常に心強い業者と言えるのですが、トイレの全面改修などを依頼する業者に適しているとまでは言えないでしょう。特に、クロスの張り替えや床材の交換、バリアフリー化などの工事をまとめて行いたいと考えている場合、便器の交換は水道工事業者へ、その他の内装工事は別業者にと言った感じに、異なる二つの業者とやり取りしなくてはならなくなるので、さまざまな面で二度手間が発生してしまいます。
したがって、基本的には、緊急対応を依頼する業者と捉えておく方が良いのかもしれません。
⑤家を建ててくれたハウスメーカー
大手ハウスメーカーに家を建ててもらったという場合は、そのハウスメーカーにトイレのリフォームを依頼するという方法もあります。自社が建てた建物であるため、構造なども把握していて、トイレのリフォームもスムーズに進む可能性があります。ちなみに、家を建ててもらったわけではないハウスメーカーにトイレのリフォームのみを依頼するメリットはほぼないので、選択肢には入れないでよいです。
というのも、大手ハウスメーカーは、ほとんどの場合、自社施工ではなく、営業やお客様との打ち合わせ部分を担う企業となります。施工そのものに関しては、下請け業者に任せる形となるため、中間マージンが発生してしまい、自社施工型の工務店などと比較するとコストが高くなるのです。
大手ハウスメーカーの場合、アフターフォローのためにリフォーム部門を設けているため、新築を依頼した会社であれば、修理や交換を依頼することが可能です。長期保証に加入している場合、安く対応してもらえる可能性があるため、ひとまず相談してみるのは良いと思います。しかし、ハウスメーカーは「新築工事」をメインとしており、トイレの交換などの小規模リフォームは対応してくれない可能性もあるので注意しましょう。なお、その場合は、下請け業者などを紹介してもらうという形になります。
トイレリフォームを依頼する業者の選び方
前項でご紹介した通り、トイレリフォームを依頼できる業者はさまざまあるのです。それでは、トイレリフォームを失敗しないようにするため、適切な業者を選ぶにはどのような点を確認すれば良いのでしょう?
ここでは、工事を依頼する業者を選ぶ際のポイントについて簡単にご紹介します。
ポイント1 自社施工かどうかを確認する
業者選びの際に確認したいのは、自社施工であるかどうかです。先程紹介した通り、トイレリフォームを依頼できる業者でも、自社施工で対応する業者と、施工そのものは下請け業者に依頼する業者があるのです。一般的には、自社施工の業者に工事を依頼する方が、施工費が安く抑えられるうえ、品質のばらつきなどがない安定的な工事をうけられるとされています。
下請け業者を利用する場合のデメリットは、以下のような点が指摘されます。
- 中間マージンが発生するため、工事費が高くなる
- 施工品質は下請け業者に左右されるため、バラつきがある
- 責任の所在が曖昧となる
下請け業者が施工する形になると、自社施工の業者に依頼する時と比較すると20~30%程度も費用が高くなります。また、施工そのものは、会ったこともない職人が実施することになるため、技術力なども判断できず、低品質な施工になってしまうこともあるのです。その結果、工事後に施工不良などが見つかったとしても、責任の所在があいまいになり、なかなか対応してもらえない…といった事態に陥ることもあります。
基本的には、自社施工で対応してくれる業者に依頼する方が安心なので、現地調査の際に「工事は自社の職人さんが実施するのですか?」と聞いてみましょう。曖昧な回答をするようであれば、下請けに出す可能性が高いです。
ポイント2 見積り内容を確認する
業者が信頼できるかどうかは、提出された見積書の内容をしっかりと確認することで判断できます。トイレリフォームの様な小規模工事の場合、工事内容の内訳などを詳しく記載せず、「一式」として総額しか分からないような見積書を提示してくる会社があるのです。はっきり言っておきますが、このような業者に作業を依頼するのはやめておきましょう。
見積書を見て、あなたが依頼した内容になっているのか、撤去する既存トイレの処分費などもきちんと含まれているのか、配管工事や電気工事など、どのような内容の工事が行われるのかが見積り書から判断できるかなどのポイントを確認してください。「一式」でまとめられた見積書で契約してしまうと、後から「撤去した便器の処分費は別です」などと、意味不明な追加費用を請求される恐れが残るのです。
なお、見積り書を確認した後は、「追加費用が発生する可能性があるのか?」「ある場合は、どの程度の費用がかかるのか?」を事前に確認しておきましょう。そうすることで、後からよくわからない追加費用を請求されるというトラブルを未然に防止できます。
ポイント3 過去の施工実績や口コミの確認
業者選びの際には、過去の施工実績などを確認するようにしましょう。業者のホームページなどを確認すれば、過去にどのような工事を実施していて、得意とする工事の種類が何なのかがある程度判断できると思います。ホームページなどに記載されていない場合は、現地調査の際に類似のリフォーム事例の写真などを持ってきてもらうように依頼すれば、業者の実績を確認することができます。
過去の施工実績を確認すれば、技術力や知識などをチェックすることができ、安心して工事を依頼して良いのか判断しやすくなるでしょう。
また、昨今では、業者の会社名で検索すれば、過去にその業者に工事を依頼した人の口コミ情報を確認することができるようになっています。Googleマップのレビューやリフォーム関連の口コミサイト、XなどのSNSを確認することで、その会社の顧客対応の丁寧さなどをチェックすることができます。口コミ情報は、100%信用できる情報ではありませんが、業者の姿勢などを確認する際の指標の一つにはなるので、確認しておいて損はありません。
ポイント4 アフターフォローや保証の内容を確認する
リフォーム工事を依頼する業者を選ぶ際には、アフターサービスと保証の内容をチェックし、この部分が充実している業者ほど信頼できると言えます。例えば、以下のような点を確認すると良いです。
- 保証期間:最低でも1年、できれば3~5年の保証を付けてくれる業者が安心
- 保証内容:工事不良、設備の不具合など、どこまで保証してくれるのかを確認
- 定期点検の有無:工事後の定期点検などがあるのか
- トラブル時の対応:緊急時専用の連絡先があるのか、訪問対応してもらえるのか?
トイレは、詰りや水漏れなど、トラブルが生じてしまう可能性が高い場所でもあります。そのため、アフターフォローや保証が充実している会社に相談するのが安心です。アフターフォローの充実は、業者側の自信の現れでもあるので、内容の充実度は重要です。
住宅リフォームを依頼する業者を探す際には、必ず3社以上の業者から相見積もりを取りましょう。1社だけでは、提示された価格が妥当なのかどうかも判断できません。複数の業者から見積もりを提示してもらえば、工事の費用相場を掴むことができるため、不当な高額請求を受ける可能性が低くなるのです。
複数の業者の見積りと、上で紹介したようなポイントを確認しながら、自分に合う業者を探すと良いです。
トイレリフォームに関するよくある質問
最後に、トイレリフォームに関するよくある質問についてもいくつかご紹介しておきます。
Q1.当日中にトイレが使えるようになるのですか?
A.便器の交換のみなど、小規模なトイレリフォームの場合、数時間で工事が完了するため、トイレの利用に困る可能性は少ないです。
ただ、床や壁の張り替えなど、内装工事を含むリフォーム工事の場合、2日程度の時間がかかるケースが多いです。この場合、先に便器の交換を進め、「一旦仮設置して使えるようにする」と言った施工上の工夫を行ってもらえるため、夕方ぐらいにはトイレの利用に関してはできるようになると思います。
Q2.便器のみの交換でも構わないのか?
A.予算の関係などもあるため、便器の交換だけにするという判断でも構いません。しかし、基本的には、床の張り替えはセットで実施するのが推奨されています。
これは、最近の便器は、昔のものよりもコンパクトな形状になっているため、便器だけを交換した場合、「古い便器の設置跡(床の黒ずみやへこみ)」が残ってしまうことで、トイレの見栄えが余計に悪くなってしまう可能性があるからです。
床の張り替えは、便器がない状態で実施する方が難易度が下がるため、将来的に交換することを考えると、セットで交換した方が、別々に交換するよりも安くおさまります。したがって、基本的には、便器と床の張り替えはセットがおすすめです。
Q3.タンクレストイレはどこでも設置可能なのか?
A.タンクレストイレは、事前の水圧チェックが必須で、条件によっては設置できない場所も存在します。
タンクのないトイレは、水道の水圧を利用して汚物を流す仕組みになっているため、十分な水圧が確保できない場所の場合、頻繁に詰まる可能性が生じるため、設置が難しくなります。高層マンションや築年数が古い建物、戸建てでも3階部分のトイレなどになると、水圧の問題でタンクレストイレが選べない可能性があります。なお、ブースターと呼ばれるアイテムで水圧問題を解消できる可能性があるのですが、この場合、工事にかかる費用が高くなります。
Q4.和式を洋式に変えられますか?
A.もちろん可能です。
ただ、和式から洋式への変更は、段差の解体や下地の作り直し、配管位置の変更などが必要になり、単純な洋式便器の交換よりも工事が大掛かりになります。そのため、リフォーム費用や工事にかかる日数が増えてしまう点は注意しましょう。
まとめ
今回は、トイレのリフォームを検討した時、どのような業者に作業を依頼すれば良いのかについて解説しました。
トレイは他の設備と比較すると、頑丈に作られてい、新築時に作ったトイレは一生使い続けられると考えている人もいます。しかし、記事内でご紹介した通り、トイレもその他の設備と同じく、使用による消耗や経年での劣化が考えられるため、いずれ交換などのリフォームが必要になると考えておかなければならないのです。
この記事では、トイレの交換を依頼する際の業者選びのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。大阪府内に住んでいるお宅の場合、悠建設でも対応が可能なので、「家を建ててくれた工務店が倒産してもうない…」と困っている方は、お気軽にご相談ください。
