今回は、新築業界で近年人気の間取り「2階リビング」について解説したいと思います。

リビングをどこに配置するのかという問題について、従来の住宅の場合は、1階部分にリビングを配置するというケースが多かったです。実際に、この記事を読んでいただいている方が子供のころに暮らしていた家を考えると、1階部分に家族が集まるリビングがあったと記憶しているのではないでしょうか?

しかし実は、昨今の新築業界では、2階にリビングを設けるという間取りの住宅が人気になっています。それでは、家の建築を考えている方が、リビングを2階にしたいと考えるようになったのはなぜなのでしょうか?従来の1階リビングではなく、2階にリビングを配置するようになってきたからには、その間取りにすることに何らかのメリットがあると考えられますよね。

そこでこの記事では、現在の新築業界で人気となっている2階リビングのメリット・デメリットを解説していきたいと思います。

2階リビングのメリットとは?

それでは、新築注文住宅の間取りを検討する際、2階部分にリビングを配置することで得られるメリットについて解説します。冒頭でご紹介したように、従来の住宅では、リビングは1階部分に配置されることが多かったです。しかし、昨今の住宅業界では、建売住宅、注文住宅ともに、2階リビングという間取りを希望する方が多くなっているように思えます。

それでは、2階部分にリビングを配置することで得られるメリットとは、どのようなことが考えられるのでしょうか?

メリット1 リビングの通風性や採光性を確保しやすい

2階にリビングを配置する間取りのメリットとしては、1階にリビングを配置する場合と比較して、採光性や通風性を確保しやすくなるということがあげられます。リビングは、家族が集まって長時間過ごす場所となりますし、可能な限り日当たりが良く、明るい空間にしたいと考える方が多いはずです。また、窓を開放すれば自然の風が入ってくるリビングは、居心地が良くなるはずですよね。

昨今、2階リビングという間取りが人気なのは、こういったリビングの採光性や通風性の確保を重視した家づくりを求める方が増えているからです。特に、住宅密集地に建てる住宅の場合、広い土地を確保することが難しくなっていることから、高さのある縦長の住宅を建設するケースが増えています。こういった場所に建てる住宅の場合、1階部分の日当たや風通しがどうしても悪くなりがちで、明るく快適なリビングスペースを実現することが難しくなってしまうのです。このような場合、2階部分にリビングを配置すれば、自然光や自然の風を取り込みやすくなり、それをメリットとして2階リビングという間取りを選ぶ方が増えているわけです。

ちなみに、2階にリビングを配置するという間取りは、洗濯動線をスムーズにするという面でも有効とされています。住宅密集地に建てる家の場合、洗濯物を干すための庭を確保することは難しいため、日当たりが良い2階のベランダやバルコニーを洗濯物を干す場所として活用します。この場合に、2階リビングの周りに洗濯機置き場などの水回りをまとめておけば、洗濯時の移動距離を短くすることができ、洗濯物を干すのも取り込むのも楽になります。当然ですが、1階に水回りをまとめてしまうと、水を含んで重たくなった洗濯物を持って階段の昇り降りをしなくてはならなくなるので注意しましょう。

メリット2 外部からの視線を遮り、家族のプライバシーを確保できる

二つ目のメリットは、2階リビングは、1階にリビングを配置するのと比較すると、高さがあるため外からの視線が入りづらくなり、リビングで過ごす家族のプライバシーが守りやすくなるという点です。

道路に面した住宅の場合、リビングで過ごしている時に家の前を通る車や自転車、通行人の視線が気になってしまう…なんてことがあると思います。特に、リビングには大きな窓を設置するケースが多いため、どうしても他人の目線が気になってしまうものです。さらに、住宅密集地の場合、隣家のリビングと自宅のリビングが向かい合っている…なんてことがあり、リビングで家族と過ごすときには、昼間でもカーテンを閉め切っておかないと…なんてことになるケースもあるのです。リビングは、家族が集まってリラックスできるくつろぎ空間の意味合いもあるのに、昼間でもカーテンを閉めて薄暗い…なんて環境になれば、閉塞感を感じてしまいリラックスできなくなるでしょう。

高さのある2階にリビングを配置すれば、自宅の前を通る車や通行人の目線が一切入らなくなります。そのため、昼間は自然光や自然の風を十分に取り込めるリラックス空間とすることができるのです。昨今では、戸建て住宅でも家と家の距離が近づいていることもあり、家族のプライバシー確保を重視する方が増えています。2階リビングは、そのような希望を持っている方にとっては、非常に有効な間取りになると言えるでしょう。なお、道路や隣家のリビングから距離をとることができるという点から、自動車の走行音や隣家のリビングから漏れる音なども気にならなくなるなど、騒音対策の面でも有効です。

メリット3 天井高を活かして開放感のある空間を創出できる

2階リビングは、天井高を活かして、開放感のあるリビング空間を作り出すことができる点が大きなメリットになります。こう聞くと、1階でも同じ事が出来るのでは…と感じるかもしれません。しかし、1階にリビングを配置する場合、上階が存在することになるため、天井高にどうしても制限が生じてしまいます。しかし、2階にリビングを配置するという間取りの場合、上に部屋を作らなければ、屋根近くの高さまでリビングの空間として利用することができるようになるのです。

特に、屋根の傾斜を利用した勾配天井を取り入れることも可能で、2階リビングの場合は、広い縦空間が確保できるため、視覚効果的により広く感じるという効果が期待できます。縦空間が広いリビングは、開放感がある空間となり、よりお洒落な空間に演出することも可能です。さらに、天井高を高くとっておけば、ロフトを作ることも可能で、そこを広い収納空間として活用することができ、リビング以外の生活スペースについても、広さを確保しやすくなります。

メリット4 立地によっては眺望を楽しめる

1階にリビングを配置するケースと比較すると、2階リビングの場合は高さが確保できるため、眺望を楽しみやすくなります。特に、家の目の前が開けている、近くに山や海などがあり景色が良いといった立地条件の場合、開放感のある空間でリラックスしながら眺望を楽しむことができるようになります。

もちろん、「景色を楽しむ」という面に関しては、周辺環境も関係するため、2階にリビングを配置すれば必ず眺望を楽しめるというわけではありません。ただ、2階リビングは、外のテラスやバルコニー空間とリビングを一体的に使う「アウトサイドリビング」と相性が良く、家にいながら外にいるような開放感と自然の風に浸りながら食事やティータイムを楽しむ暮らしを満喫できるなど、景色を楽しめなくてもメリットはあります。

メリット5 耐震性の向上が期待できる

1階部分にリビングを配置し、そこを広い空間とした場合、家を地震から守るための耐力壁が少ない構造となってしまいがちです。昨今では、柱や壁が少なくても、耐震性を確保できる工法が登場していますが、建物を支える1階に広い空間ができるという間取りは少し不安を感じてしまう…なんて方が多いと思います。

この点に関して、2階にリビングを配置するという間取りの場合、1階部分にさまざまな居室を配置することになります。つまり、1階にリビングを配置した時と比較すると、1階部分の部屋が増えることになり、その分、地震に耐えるための耐力壁の数も増加するという結果が得られるわけです。つまり、2階リビングは、自然と建物の耐震性向上が期待できる間取りとなるのです。

昨今では、南海トラフ地震や首都直下型地震など、大規模地震の発生が近づいていると言われていることもあり、家の構造的な強さを重視する方が多くなっています。このような方にとっては、2階リビングという間取りは非常におすすめです。

2階リビングのデメリットと解決策について

ここまでの解説で分かるように、2階にリビングを配置するという間取りは、リビングの快適性を高めてくれるだけでなく、家族のプライバシー性の向上や耐震性の向上など、多くの方が家に求める物を叶えてくれます。そのため、昨今の新築業界では、2階にリビングを配置したいという要望を持つ方が増えているわけですね。

ただ、2階リビングは、メリットばかりが存在するわけではなく、いくつか注意しなければならないデメリットも存在します。そこでここでは、2階リビングの導入を検討している方がおさえておきたい、この間取りのデメリットについて解説します。なお、デメリットを解消できるかもしれない工夫も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

デメリット1 家族のコミュニケーションが不足しがちになる

2階にリビングを配置するという間取りの場合、家族それぞれの個室は1階部分に配置することになるケースが多いです。そして、このような間取りになると、家族が顔を合わせる機会が減り、コミュニケーション不足に陥ってしまう可能性が高くなるのです。

例えば、1階部分に子供部屋を配置することを考えてみましょう。この場合、学校などから帰宅したお子様は、親がいるリビングなどを経由することなく、玄関から直接自分の部屋に入ることができるようになります。2階にいる家族は、1階部分の出入りに気付く事が難しくなるため、子供の帰宅や外出など、日々の行動をチェックすることも難しくなるかもしれませんね。

このような状況になれば、家族が顔を合わせる機会が減ってしまうことになり、コミュニケーション不足になってしまう恐れがあり、これが2階リビングの大きなデメリットと言われています。

【対策】コミュニケーションをとれる間取りにする

この問題を解決する為の工夫としては、2階にリビングを配置したとしても家族の行動に気付けるようにするという工夫が必要です。

例えば、子供部屋を2階に配置して、リビングを通らないと自室に移動することができない間取りにする。玄関を吹き抜けにして、2階のリビングにいても玄関の出入りに気付けるようにするといった工夫がおすすめです。家族の行動を把握することができるようになれば、積極的にコミュニケーションを取りに行くということも出来ますし、2階リビングの問題を解消しやすいです。

なお、家のスペース的な問題で、子供部屋を1階に設置しなければならないという場合、手洗いや学習スペースを2階に作り、帰宅時は必ず2階に上がるようになる工夫を施すと良いでしょう。

デメリット2 階段移動が増えてしまう

2階にリビングを配置する場合、日常生活の中で階段移動が増えてしまう…という点がデメリットとなります。昨今、2階にリビングを配置する間取りにが人気なのですが、この場合、ダイニングとキッチンも併せてLDKとするケースが多いです。そのため、何をするにしても毎回階段を上らなければならなくなるのです。

例えば、買い物から帰ってきたときには、重たい荷物を2階に設置したLDKまで運ぶ必要がありますよね。そうでなくても、来客や宅配が届いたときなども、必ず階段の昇り降りが発生するのです。もちろん、戸建ての住宅の階段なので、そこまでの段数はなく、若いうちであれば特に負担には感じないかもしれません。しかし、年をとって足腰が弱くなった時のことを考えると、階段移動が多いという点は非常に大きなデメリットになります。

【対策】上下移動の負担が軽減できる階段の設計をする

2階にリビングを配置する場合、老後の階段移動のことも想定しておきましょう。

例えば、階段移動の負担をできるだけ軽減するため、傾斜を緩くする、途中に踊り場を設けるなど、誰でも昇り降りがしやすくなるような工夫を施しておくと良いです。踊り場を設けるという対策については、階段から転落した際も、一直線に下まで落ちる…ということを防止することができるようになるなど、安全対策の面でも有効です。

このほか、日々の生活の利便性のことも考慮すると、玄関から近い位置に階段を設置する、階段を上ってすぐにキッチンを配置するなどといった工夫を行えば、重たい荷物を運ぶ距離を短くすることも出来ます。費用をかけられる方であれば、ホームエレベータを設置するといった対策も有効です。また、1階部分の玄関近くに食糧庫を設置し、重たい荷物は一時的にそこに保管し、必要な時に旦那さんに2階まで運んでもらうといった工夫もいいかもしれませんね。

デメリット3 夏場はリビングが暑くなりやすい

2階リビングは、夏場に熱がこもりやすい点もデメリットです。皆さんも、子供のころに習ったことがあると思うのですが、暖かい空気は上に向かうという性質を持っています。そのため、住宅の2階部分は、1階部分と比較すると室温が高くなりがちです。さらに、2階リビングは、屋根からの熱が侵入してくるという点からも、1階にリビングを配置する場合と比較すると、暑さがこもりやすくなってしまうのです。

そのため、2階にリビングを配置した住宅は、夏場のエアコン稼動率が高くなり、空調光熱費が高くなってしまう可能性があります。特に、屋内でペットを飼育しているご家庭の場合、ペットの熱中症を防ぐためにも、人が外出している時も、常にエアコンを稼働させなければならなくなります。
2階リビングのメリットは、採光性や通風性を確保しやすい点で、日中も自然光で過ごせる点で人気です。つまり、日中も家族の誰かが家にいるという場合なら2階にリビングを配置するメリットは大きいのですが、その逆に日中はほとんど家に誰もいないという生活スタイルの場合、1階にリビングを配置したほうが良いかもしれませんね。

【対策】家の断熱性を高める

2階リビングの暑さを解消するための対策としては、家の断熱性能を高めてあげるという方法が有効です。例えば、壁に設置する断熱材の量や厚みを増やす、断熱性能の高いサッシや窓ガラスを採用するといった対策が有効です。このほか、悠建設が推奨するWB工法の採用など、家の建築工法により断熱性能を高めてあげるという対策も有効です。

家の断熱性能を高めてあげると、夏場の熱気が家の中に侵入しにくくなるだけでなく、冬場の冷気も入ってきにくくなります。つまり、一年中、外気の影響を受けにくくなり、快適な室温を保てるため、空調コストの削減などが期待できます。ペットを飼っているため、一日中エアコンを稼働させているというお宅の場合、空調効率を高めてくれるため、光熱費の削減も期待することができるでしょう。

このほかの対策としては、開閉可能なトップライトやシーリングファンを導入して、暖かい空気を逃がす、オーニングやシェードを取り付けることで、室内が暖められるのを防ぐといった対策も有効です。

デメリット4 1階部分の防犯性に不安が残る

2階にリビングを配置した場合、生活の中心が2階部分となってしまいます。先ほど紹介したように、2階にリビングを配置した場合、子供の出入りに気付くことが難しくなるかも…という弊害が生じるのですが、この問題は、防犯面で考えてみても、大きな弱点になってしまいがちです。

玄関の出入りに気付きにくいということは、不審者の侵入に気付くことも難しくなるわけです。1階部分のドアや窓のカギを閉め忘れた場合、家に誰かいたとしても、侵入に気付くことができず盗難などの被害に遭ってしまう可能性があります。

【対策】防犯対策をしっかりと施す

家の防犯については、必要な設備を導入して防犯性を高めるという対策が最も良いです。これは、2階リビングという間取りでなくても、可能な限りの防犯対策を施すのがおすすめです。家の防犯対策では、以下のような方法が有効です。

  • 防犯ガラスや窓シャッターを設置する
  • 換気用の小さな窓は格子をつける
  • 防犯性の高い玄関ドアを設置する(自動で施錠してくれる、鍵穴がないなど)
  • 防犯カメラや人感センサーライトを設置する
  • ホームセキュリティに加入する

上記のように、建物部分の防犯性能を高めるため、さまざまなアイテムが開発されているので、導入すると良いでしょう。このほか、前面道路から死角になるような位置に窓がある場合、その部分の地面に防犯砂利を設置するなど、外構部分での対策も有効です。

デメリット5 家具の搬入に苦労する可能性がある

2階にリビングを配置する場合、ダイニングやキッチンなども2階になるケースが多いと紹介しましたね。また、洗濯動線などのことも考えると、洗濯機置き場も2階に配置するケースが多いです。

そして、このような時には、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電やソファーやテーブルなどの大型家具の搬入に困る場合があるのです。家を建てる際には、生活のしやすさや家事動線を重視する方が多く、家具の搬入のことが頭から抜け落ちてしまっている場合があるのです。そのため、家が完成していざ家具の搬入の段階になった時、階段を使って大型家具の搬入ができない…なんてことになるケースがあるのです。

この場合、クレーン車などを用いて、2階の窓やバルコニーから大型家具の搬入を行うことになり、家具の搬入に想定外のコストがかかってしまう場合があります。

【対策】家具の搬入経路、方法も考慮しておく

家を建てる際は、家具の搬入が必ず発生します。どのような住宅でも、家さえあれば良いのではなく、快適に過ごすためにはさまざまな家具や家電が必要になるのです。

ただ、家具の搬入に合わせて家の設計を検討するのはもったいないので、家具の購入時に「搬入できる製品なのか?」を確認できるようにすると良いでしょう。例えば、階段の幅や高さ、回り階段の場合は方向転換に使えるスペースがどれぐらいあるのかをきちんと測り、それを持って家具の購入に行くようにしましょう。大型家具を購入する際には、事前に計測したデータをわたし、階段から搬入が可能かどうかを判断してもらうと良いでしょう。家電量販店の中には、事前に搬入できるかどうかを確認するため、現地調査を行ってくれる場合もあるようです。

このほかの対策としては、階段以外に大型家具を搬入できる経路があるのか探す、家の設計段階で、階段の幅を広くとる、方向転換が必要ないように直線階段にするといった対策も考えられます。

2階リビングがおすすめできる家庭とそうでない家庭

ここまでの解説で、2階にリビングを配置した場合のメリットとデメリットが理解できたと思います。2階リビングという間取りは、一長一短があるので誰にでもおすすめできるというわけではないので、その点は注意が必要です。

そこで最後に、これから注文住宅の建築を検討している方で2階リビングがおすすめできる人の条件と、そうでない人の条件をご紹介します。

2階リビングがおすすめできるご家庭

まずは、2階リビングがおすすめできる人の条件からです。以下のような方の場合、リビングを2階に配置するという間取りがおすすめです。

  • 人通りの多い道路に面していて、人目を遮りたい…
  • 昼間も家にいるため、日当たりを重視したい
  • 住宅密集地に家を建てる
  • 耐震性の高い家を建てたい

2階リビングは、高い位置に長い時間を過ごす場所を配置することで、そこでの生活を快適にしてくれるという点が大きなメリットです。道路からの視線なども気にしなくて済むため、家族のプライバシーを確保したいと考える人にはおすすめの間取りです。

2階リビングがおすすめできないご家庭

2階リビングは、誰にとっても最適な間取りになるとは言えません。特に、以下のような方の場合、従来通り1階にリビングを配置する方が良いでしょう。

  • 高齢の方が同居している
  • 広い土地に家を建てる

親世帯と子世帯、祖父母世帯などが同居する3世帯住宅の場合、2階にリビングを配置すると階段移動が大きな負担となってしまいます。特に、介護が必要になってきたなんて状況になると、2階にリビングを配置したことを後悔するかもしれません。

このほか、広い土地に家を建てるという場合、1階にリビングを配置したとしても、通風や採光を確保することが可能です。2階リビングは、生活動線の面では1階にリビングを配置するよりも悪くなってしまう可能性があるので、1階にリビングを配置しても問題ない場合は、従来通りの間取りがおすすめです。

まとめ

今回は、昨今の住宅業界で人気になっている「2階にリビングを配置する」という間取りについて解説しました。

従来の住宅では、リビングは1階部分に配置するというのが基本だったと思います。しかし、都市部などでは、住宅同士の距離が近くなったこともあり、1階にリビングを配置するケースの方が少なくなっているように思えます。そもそも、3階建て住宅が増えている状況ですし、駐車場のことを考えると、1階部分にリビングを設置することができない…なんて条件の家も多いかと思います。

ここで紹介した2階リビングは、2階建て住宅の2階部分にリビングを配置するという意味で、この間取りを採用することで自然光や自然の風を取り込める快適なリビングを実現することが可能になります。ただ、生活動線や家具の搬入、家族のコミュニケーション不足に陥りやすいなど、いくつかの注意点があることは確かなので、その辺りのこともよく考えて導入するかどうかを決めるようにしましょう。

悠建設は、お客様の要望をお伺いしたうえで、家族が快適に過ごせる間取りのご提案なども行っています。経験豊富なプロの設計士が対応を致しますので、ちょっとした疑問がある…程度でもお気軽にご相談ください。

悠建設広報のM

悠建設のサイトでは当社の有資格者の監修のもと皆様の家創りにとって有益な情報を配信しております。 以下、各種許可、資格となります。

  • 一級建築士 3名
  • 二級建築士 1名
  • 二級福祉住環境コーディネーター 1名
  • 宅地建物取引士 1名
  • 二級建築施工管理技士 1名
  • 建築物石綿含有建材調査者 2名
  • 既存建物耐震診断士 2名