今回は、新築一戸建て住宅の建築を計画している方が押さえておきたい、新築時の虫対策について解説します。

どのような家に住んでいたとしても、室内で害虫を発見してしまい、嫌な気持ちになってしまったことがあるという方は多いはずです。住宅周りの害虫に関しては、身体に直接的な被害が生じないような虫でも、人によっては見ただけでストレスに感じてしまう…というケースもあり、快適な生活空間が壊されてしまう原因になってしまうこともあるのです。また、中には、虫の発生によるストレスが、病気やケガの原因となってしまうこともあるとされているので、害虫が発生してから対処することを考えるのではなく、未然に害虫の発生・侵入を防げるような家にするという配慮が必要なのです。

そこでこの記事では、新築時に検討したい家の虫対策について解説するので「新築だからこそできる虫対策はある?」と疑問に感じている方がいれば、ぜひ参考にしてみてください。

住宅周りでよく見かける害虫とは?

それではまず、人が多くの時間を過ごすことになる住居について、この家の周りでよく見かけることがある害虫とは、どのような虫がいるのかについて解説していきます。

家の周りには本当にたくさんの昆虫が潜んでいます。そしてその中でも、人の生活に何らかの悪影響を与える虫を「害虫」と呼ぶのですが、この害虫にもさまざまな種類があります。もちろん、虫が気にならない人と虫嫌いの方では、害虫の範囲が大きく異なるのですが、ここでは、主に住まいや人の生活に影響を及ぼす害虫の種類と発生しうる問題についてご紹介します。

住宅周りで発生する害虫の種類

それでは、日常生活の中で、家の周りや室内で見かけることがある害虫の種類についてご紹介します。私たちの周りにはさまざまな種類の虫が存在しますが、以下に紹介する虫は、人や住まいに悪影響を与える「害虫」とみなされています。

  • ゴキブリ
  • コバエやハエ
  • ダニ、ノミ
  • シロアリ
  • ムカデ
  • カメムシ

上記の中でも、ムカデや蜂、蚊、ダニなどについては、人を刺す・噛むなどして直接的な被害を及ぼす可能性もあります。そのため、小さなお子様などがいるご家庭の場合は特に注意が必要です。

ちなみに、家の周りにいる虫の中でも、蜘蛛やヤスデについては「益虫」と紹介されることもあります。蜘蛛は、他の虫を捕まえて食べてくれる、ヤスデは落ち葉などを食べてくれる「自然の掃除屋」として働いてくれるため、人にとっては益になる部分もあるからです。ただ、「見た目が気持ち悪い」と言った理由で、虫嫌いの方からすると「不快害⾍」という扱いになるケースが多いです。

害虫の発生はどのような影響が出る?

それで次に、上で紹介したような害虫が自宅で発生した時、どのような影響が出るのかについてもご紹介していきます。害虫の種類によって、影響は異なるのですが、主に以下の4つの問題に大別することができます。

  • 衛生面の問題
  • 人の健康被害
  • 住まいの損傷
  • 不快感など気持ちの問題

まず、「衛生面の問題」について、ゴキブリやハエ、コバエなどが家の中に侵入した際、菌などを持ち運ぶことで衛生面に影響が出ます。特に、夏場などは、これらの害虫が食中毒の原因になることもあるとされています。

人の健康被害については、蜂やムカデなどに刺される(噛まれる)ことで強い痛みと腫れを引き起こすことがイメージできるはずです。さらに、これ以外にもダニやノミはアレルギーの原因になることがありますし、蜂に刺されたときにはアナフィラキシーショックと呼ばれるアレルギー反応により、命に係わるような問題に発展することもあるのです。

住まいの損傷に関しては、シロアリ被害が最もわかりやすいでしょう。シロアリは、住宅を構成する木材を餌とするため、自宅でシロアリが発生した時には、いつの間にか家の基礎部分が食害にあい、耐久性が著しく低下してしまうという被害が出ることもあるのです。最悪の場合、耐震性の低下によりそこに住む人を危険にさらす、修繕のために多額のコストがかかるといった問題に発展することもあります。

この他、住まいや人に直接的な影響は与えないものの、単純に「気持ち悪い…」と言った不快感を与えるという問題も考えられるでしょう。特に虫嫌いの人にとっては、虫が存在することそのものがストレス源になってしまうかもしれません。

このように、家の周りに発生する害虫は、人や住まいにさまざまな影響を与えるのです。

新築住宅でも虫は発生するのか?

害虫被害については、「新築されたばかりの家なら大丈夫なのでは?」と考える方が多いかもしれません。しかし、害虫被害については、新築だからと言って「害虫は出ない!」とは言い切れないのが実情です。

新しく建てられた住宅であっても、人の出入りなどによって外から害虫が入ってくる可能性は普通にあります。さらに、新築に引っ越してくるまでに使用していた家具などに、虫の卵が産み付けられていて、それが引っ越し後に孵るなどといったことが要因で、家の中で害虫が発生することもあるのです。

シロアリ被害については、建築基準法により「地面から1メートル以内の木材部分に防蟻処理を施すこと」が義務付けられているため、新しい家ほど安心と言えます。ただし、シロアリ被害に関しても、アメリカカンザイシロアリに関しては従来のシロアリ保証が対象外となっている場合が多いので、新築したての住宅だからと言って、確実に安心とは言えないのです。アメリカカンザイシロアリは、従来のシロアリとは異なり、乾燥した木材を食害する、羽アリとして家に飛来するという特徴を持っているため、建築基準法で定められた防蟻処理がきちんと施されていたとしても、被害を防げない可能性が残ってしまうのです。

したがって、日常生活の中で害虫に悩まなくて良いようにするには、新築時にしっかりと害虫対策を施してもらうことが大切です。一度家の中への侵入を許してしまうと、見えない位置で繁殖を繰り返すため、駆除が非常に困難になってしまいます。したがって、新築時にしっかりと対策を施すことが、その後の害虫対策をしやすくしてくれるという効果も期待できるのです。

新築時に検討したい害虫対策について

それではここからは、新築時に検討したい害虫対策について解説していきます。虫が出ない、または侵入してこない家にするには、設計の段階で虫対策を検討する必要があるのです。

ここでは、これから新築一戸建ての建築を考えている方が、おさえておきたいポイントをご紹介していきます。

①立地について(湿気の少ない土地など)

虫に悩まなくてすむ家を建てたいと考えるなら、土地選びの段階から虫対策を考慮しておくことが大切です。

多くの害虫は、湿気を好むという性質を持っているので、台地などの乾燥しやすい土地を選ぶことで、虫の発生が押さえられ、家の中への侵入が防ぎやすくのです。当然、家の周りにたくさんの虫がいる環境と虫が少ない環境であれば、後者の方が害虫対策に悩む可能性が少なくなるはずですよね。

特に、住宅にとって最も防ぎたいシロアリに関しては、湿気を含む木材を好むという特徴があるため、乾燥した土地を選ぶということは非常に重要です。なお、相続した土地に家を建てるなど、自分たちで土地を選ぶことができず、湿気が多い土地になるという場合は、地盤改良や排水溝の敷設などによって、土地を乾燥させる対策を検討しましょう。

この他、山林の近くなど、昆虫が多く生息する場所が付近にある土地や飲食店や繁華街・ゴミ置き場近くなども害虫対策のことを考えると、不利に働くので注意しましょう。

②気密性・断熱性の高い住まいにする

二つ目のポイントは、住まいの気密性や断熱性を高めてあげるという対策です。気密性や断熱性は、快適な住空間を作るための対策と考えられていますが、虫が少ない家づくりにも非常に有効な対策と言えます。

例えば、「気密性が高い家」というのは、家に生じる隙間が少なくなることを意味しています。気密性の高い家は、隙間や換気口など、虫の侵入口となってしまうような箇所をきちんと封鎖することで、侵入経路を塞ぐことができるようになるため、外から小さな害虫が侵入するのを防ぐことができるようになるのです。虫の侵入が少なくなれば、室内での繁殖も防げるため、一石二鳥の効果が期待出来ます。

また、断熱性能に関しては、結露が発生しにくい環境を作り出すことができます。そのため、室内の湿度が高くなるのを防ぐことができ、ダニなどの発生を防止することができるようになると期待できるのです。家づくりの際、気密性や断熱性に注目すれば、家族が過ごしやすい快適な住環境を作り出すことができるうえ、虫の侵入や発生を抑えることができるので、非常におすすめです。特に、高気密・高断熱の家は、環境負荷低減に寄与することができると考えられているため、補助金や税制優遇などの措置を受けられるようになっています。そのため、建築コストの上昇分を補助金などで軽減することができるようになっているので、新築時の害虫対策に適していると言えるでしょう。

③湿気が溜まらないような計画をする

先程紹介したように、湿気が高い状態を好む害虫は多いです。例えば、ダニやシロアリは、高湿状態になると寄ってきたり繁殖したりするのです。逆に考えると、湿気を速やかに排出して、湿気がこもらないような環境を作り出すことができれば、ダニなどの害虫の繁殖を防ぐことができると期待できるのです。

したがって、家づくりを進めていく上で、空気が滞留するような場所は可能な限り少なくして、湿気が溜まらないように配慮してもらいましょう。このためには、適切な換気計画を立てることが大切で、湿気をきちんと排出できるような家になると、虫の発生に悩む機会が少なくなる可能性が高くなるのです。

換気計画については、給気口と排気口の位置や構造などについてしっかりと検討すると良いです。

④玄関部分などで虫をとめられるようにする

家の中への虫の侵入に関しては、玄関などの出入り口を人が通過する際に、一緒に虫がついてくるといったことが考えられるため、完全に防ぐということは難しいです。玄関や窓など、開口部の開閉回数が少なくなれば、それだけ虫が侵入する機会は少なくなるのですが、人の出入りを完全になくすことは不可能なはずです。

したがって、玄関の虫対策に関しては、人と一緒に侵入してきた虫が、家の奥にまで侵入しないような構造を検討すると良いです。例えば、玄関と他の間取りの間に引き戸やドアを設置して、玄関ホールで害虫を止められるようにするといった対策は効果的です。窓の開閉については、高気密・高断熱住宅にして、基本的に空調機器で温熱環境を整えられるようにすれば、開閉しなければならない機会が少なくなるため、虫の侵入も防止できるようになるでしょう。

新築時の害虫対策は、こうした建具や構造の面について工夫を施すことも有効です。

⑤洗濯物は外に干さなくて良い環境にする

家の中に害虫が侵入する経路としては、人と一緒に入ってくる以外にも、洗濯物に付着して侵入するというケースがあります。昨今問題になっているカメムシについては、タオルなどに付着して侵入する、洗濯物に産卵するなどして、いつの間にか家の中で繁殖している…といった事態が多いとされています。

つまり、この害虫の侵入経路を塞ぐためには、外に洗濯物を干さないようにするという対策が有効なのです。昨今では、新築時にある程度のスペースを確保したランドリールームを求める方が増えているのですが、この方法は害虫対策としても非常に有効です。例えば、専用のランドリールームを用意すれば、大きな洗濯乾燥機が設置できるようになるため、外に洗濯物を干す必要がなくなります。また、乾燥機を設置しないお宅の場合でも、ランドリールームと除湿機で乾燥できるようにすれば、洗濯物を外に干さなくても済むのです。この他、浴室に乾燥機能を追加するなど、家の中に選択物を干せる場所を多く確保するという対策もおすすめです。

「洗濯物は日光の下で乾かしたい!」と考える人も多いですが、昆虫や花粉、黄砂など、外に洗濯物を干さない方が良い理由もたくさんあるのです。また、洗濯物を家の中で乾かすようにすれば、開口部を開け閉めする回数が少なくなるので、その点からも虫の侵入頻度が少なくなると期待できます。

⑥外構部分も虫が寄ってきにくい環境にする

家の周りに虫が寄って来ないようにしたいと考えた時には、建物だけに注目してはいけません。建物の気密性などをいくら高めたとしても、建物周りにたくさん虫が集まる環境になると、人や洗濯物が出入りする際、一緒に侵入してきてしまうものなのです。

したがって、虫が寄ってきにくい環境を作りたいと考えている方の場合、外構づくりの際に、土や植栽が占める面積を少なくするという対策を検討すると良いです。

目隠し機能を期待して、家の周りに植栽を植えるというお宅は多いのですが、植栽は、虫の隠れ家やエサとなるため、これが多いほど虫が寄ってきやすくなり、その分、家の中に虫が侵入する確率も高くなるのです。また、植栽を植えているお宅の場合、定期的に水やりを行うことになるため、湿気が高い状況が長時間続くことになります。ジメジメした環境を好む虫は非常に多いので、こういった行為は、虫が寄ってくる、また繁殖する要因になるのです。この他、外構部分に関しては、土の地面をできるだけ少なくするため、コンクリートなどで舗装するという方法も有効です。コンクリートの地面は、虫が巣を作りにくくなるため、繁殖を抑える効果が期待できるのです。

⑦水たまりになる箇所を減らす

これは、6番の「土の地面を少なくする」と似ています。例えば、駐車場について、コンクリートなどで舗装せず、土のままの地面を選んだ場合、轍ができてその部分に水たまりができてしまうようになります。

実は、この水たまりは、蚊が卵を産む場所となるため、蚊の大量発生を招いてしまう恐れがあるのです。蚊が卵を産むと、1週間程度で羽化して成虫になるなど、かなり早いサイクルで繁殖を繰り返すのです。そのため、家の周りに水たまりができてしまうと、夏場は常に蚊に悩まされてしまう…と言ったことになる恐れがあるのです。

家の周りに水たまりができないようにするには、コンクリートやアスファルトなどで地面を舗装するという方法がおすすめです。適切な傾斜を設けておけば、雨などが降ってもすぐに水を排出してくれるようになるので、家の近くで蚊が繁殖するのを防止することができます。外構部分の対策については、家を建てた後に対処することがなかなか難しい場所もあるため、新築時にしっかりと対策を施しておくのがおすすめです。

⑧シロアリ対策について

上述しているように、現在では、建築基準法によって防蟻処理(シロアリ対策のこと)が義務化されているため、新築したての住宅に関しては、シロアリの侵入が防げるようになっています。一部の地面から侵入してこない種類については、他の対策を検討しなければならないのですが、日本固有のシロアリについては、しっかりと対策を施してもらうことができます。

しかし、新築時のシロアリ対策については、その効果が一生涯持つわけではないという点に注意が必要です。一般的には、保証期間は5年程度の駆除剤が多いので、新築後は定期的にシロアリの対策を施し続けなければならないのです。

シロアリは、家そのものが食害を受けてしまうという、害虫の中でも最も恐ろしいと言える問題です。したがって、シロアリから家を守るためには、定期的なシロアリ駆除剤の散布が必要になると考えてください。新築時に、シロアリ対策について、継続的な対処をお願いしておくことで、大きな被害に発展するのを防ぐことができるでしょう。

⑨外灯はLED照明を使用する

虫が寄ってきにくい家にするためには、照明器具に関しても注意が必要です。皆さんも、夜間に外を歩いている時、コンビニの灯りなどに大量の虫が集まっている状況を見かけたことがあると思います。実は、多くの昆虫は、光に寄っていくという性質を持っているため、このような状況が起こるのです。

ただ、虫が光に寄っていく性質については、照明器具の種類で大きく変わるということが分かっています。昔から住宅の照明機器としてよく採用されているのが蛍光灯なのですが、この蛍光灯の光は、虫が非常に集まりやすい波長を出しているとされています。しかし、昨今、広く普及しているLEDに関しては、虫が寄ってきにくい波長とされているのです。

つまり、玄関などに設置する街灯については、虫が集まりやすい蛍光灯ではなく、LED照明にすることで、人の出入りに伴う虫の侵入を防ぐことが期待できるようになります。さらに、開閉する頻度が高い場所はLEDにする、離れた場所に蛍光灯を設置してそちらに虫を集めるといった工夫を施せば、夜間に人の出入りによって虫が侵入する可能性をかなり低くできるかもしれません。家に設置する照明は、明るさや消費電力に注目する方がほとんどですが、虫対策のことも考慮しておくと、より快適な住まいが実現できるかもしれません。

ちなみに、虫と光の関係については、全ての虫が光に寄っていくわけではないため、全ての昆虫を寄って来なくさせるわけではありません。

⑩住宅設備の設置による隙間を少なくする

家の中に虫が侵入する要因になりがちなのが、エアコンを設置する際の配管穴です。施工当初は、隙間ができないようにしっかりと塞ぐのですが、経年劣化などによりひび割れなどが生じると、隙間ができてしまい、そこから虫が行き来するようになるのです。

したがって、新築時の虫対策を検討した場合、各種住宅設備・機器を設置する際に生じる隙間を可能な限り少なくしたうえで、定期的にメンテナンスを実行するようにすることが大切です。新築時には、ドレンホースに防虫用のカバーを設置してもらったり、配管の隙間を埋めるためのパテを追加してもらうといった対策を施すことで、害虫の侵入口をしっかりと塞ぐことができます。ただ、これらの部分も経年劣化で隙間が生じることがあるので、定期的に点検してもらい、問題が出ていればすぐに修繕してもらえる体制を作りましょう。

⑪防虫スプレーなどを活用する

最近では、ドラッグストアなどでも「虫が寄ってきにくくなる」アイテムが販売されるようになっています。いろいろな種類があるのですが、基本的には、どれも使い方が簡単な製品が多いため、新築した住宅で生活を始める前に、そういったアイテムを使って対策を施すのもおすすめです。

例えば、防虫スプレーなどは、窓や網戸に吹きかけておくことで、虫が寄ってきにくくなるため、窓を開けた時に虫が入ってくる可能性が少なくなります。また、忌諱剤と呼ばれる虫除け剤をベランダなどにおいておけば、洗濯物などにも虫が寄ってきにくくなるので、家の中に虫が侵入する確率を低減することができます。

虫除けや防虫用のアイテムに関しては、それぞれ使い方や効果が異なるので、「どの部分の虫除けがしたいのか?」によって適切な製品を選択するようにしましょう。

⑫家財の虫除け

新築住宅で虫が発生した…というケースで、大きな落とし穴になっている要因が、昔から使用している家具や家財に虫がついていた…というパターンです。

引っ越しを機に、家具や家電を買い替えする方も多いのですが、全ての家財を買い替えるのは、かなりのコストがかかってしまいます。そのため、家族しか立ち入らない場所に配置する家具などに関しては、昔から利用している家具を旧居からそのまま持ち込み、設置するというケースも少なくないのです。しかし、旧居から持ち込んだ家財に、虫や虫の卵がついていると、新居で繁殖して害虫被害が広がってしまう恐れがあるわけです。

例えば、旧居で生活している時、家の中で害虫を見かける機会がそれなりにあった…という場合、新居に持ち込む荷物に害虫や卵が付着している可能性が高いです。そのため、何の対策もせずに、そのまま家財を使い続けてしまうと、新居でも害虫に悩まされることになるのです。

したがって、こういった事態を防ぐためにも、新居に持ち込む家財については、引っ越しの前に防虫処理をしっかりと施すようにしましょう。そうすれば、新居で害虫が孵る可能性も少なくなり、害虫被害の可能性が低減できます。

まとめ

今回は、住宅周りの害虫被害について、新築時に考えておきたい、虫対策について解説しました。

特に虫は苦手ではないという方でも、家の中に大量の虫が発生してしまうと、ストレスに感じてしまうことでしょう。さらに、害虫の中には、人に危害を加えるモノがいたり、建物や家財をエサとして食べてしまうようなものがいるため、家の中に害虫が発生するという状況は可能な限り防がなければならないのです。

記事内では、住宅周りに発生しやすい害虫の種類や、家の中に持ち込まないための対策について解説しているので、これから新築住宅の購入を検討しているという方はぜひ参考にしてみてください。

悠建設広報のM

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